2004年12月21日
EPS製品のリサイクル、アジア全体で順調に進展
AMEPS、札幌大会で一層の拡大を決議
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 「アジア・オセアニア地域におけるEPS(発泡スチロール)製品のリサイクル活動は03年も順調に進展、同年の平均リサイクル率は前年を3ポイント上回って58%に達した」「需要も活発で、03年の総生産量は前年より13.8%増えて181万トンとなった」--。

 発泡スチロール再資源化協会(JEPSRA)が21日に明らかにしたところによると、同協会などアジア・オセアニア地域の合計13の国と1地域ののEPS業界団体で構成する「AMEPS(アジアEPS生産者機構)」が14、15の両日に札幌で開催した「AMEPS10周年札幌記念大会」では、同地域におけるEPSの生産活動とリサイクル活動がともに順調に進んでいる状況がこのように明確に示されたこともあって、極めて盛況であった。

 同大会に参加したのは、AMEPSに加盟している日本、中国、韓国、台湾、豪州、香港など合計13カ国・1地域のEPS業界団体と関連企業の代表。米国や欧州の関係団体や関係企業からも代表が参加して各地におけるEPS産業の実情とリサイクル活動の実態等について講演した。参加人員は、史上最高の180人となった。

 大会は「第10回年次総会」「第8回アジアEPSリサイクル会議」「技術フォーラム」「第18回理事会」「第4回運営協議会」「PSP分科会」--で構成され、二日間にわたって熱心な報告と討論が行われた。

 その結果、「第8回アジアリサイクル会議」における各国の報告から、同地域におけるEPS製品の生産と市場構成ならびにリサイクルの実情がほぼ明確になった。

 それによると、昨年の同地域全体のEPSの生産量は181万1,400トンで前年を13.8%上回った。うち中国の生産が105万トンを占め、以下は韓国の26万7,000トン、日本の19万3,000トン、香港の7万5,000トン--などが続いている。平均の市場構成比は、電子・電機向け梱包材が41%、土木・建材が35%、容器が24%となっている。中国、台湾、韓国、豪州、ニュージランドなどでは土木・建材向けの需要が大きく伸びていると報告された。04年の総生産量は200万トン強になると予想されている。

 リサイクル活動にもかくこくが熱心に取り組んでおり、その結果、03年の平均リサイクル率は前年を3ポイント拡大して58%に達した。うち、日本、中国、韓国、台湾の4カ国のリサイクル率は平均63%で、この場合も前年3ポイント上回ったとされる。

 一方の年次総会では、05年の活動の展開について活発に意見が交わされた。その結果、(1)リサイクル率の一層の向上にさらなる努力を重ねていくこと(2)行政当局にも強力な支援を求めながら最適な収集・リサイクルシステムの確立と普及を図っていくこと--等の点で合意に達し、盛況裡に閉会した。