2004年12月24日
青色LED訴訟、東京高裁が和解勧告
中村教授、日亜化学とも協議を了承
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日亜化学

 青色LED(発光ダイオード)の特許権の対価を求めた訴訟の控訴審が24日、東京高裁(佐藤久夫裁判長)であり、弁論が終了した。この訴訟は米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(50歳)が、以前に勤務していた徳島県阿南市の日亜化学工業を相手に、譲渡した特許権の対価を求め、これに日亜化学側が控訴していたもので、東京地裁は判決期日を来年の3月28日を指定した上で、和解を勧告、「円満な解決をはかりたい」と双方に伝えた。双方とも協議の場につくことを了承した。
 
 東京地裁の一審判決では発明対価として過去最高の200億円の支払いがことし1月30日に命じられ、日亜化学側が控訴していた。地裁の認定額は604億円(特許の有効期限があるため)の巨額に達した。最終弁論では日亜化学が請求棄却を訴え、中村教授側は控訴棄却を求めた。
 
 青色発光ダイオードはチッ化ガリュームを原料に製造され、低電力での発光が可能。すでに開発されている赤色、緑色とあわせ白色が発光できる。