2005年01月14日
今春はアジアでエチレン装置の定修が集中
中東でも大型設備が定修で運休の見込み
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:東ソー、三井化学、三菱化学、エクソンモービル

 エチレンセンター筋の調べによると、アジア地域では今年春に例年以上に多くのエチレンセンターが定修を実施する見通しとなっている。
 タイのTPIが年産35万トン設備を2月早々に運休して定修に入るのを皮切りに、6月末までに合計12基のエチレンプラントが定修を実施する予定。この中には台湾・FPCの同103万5,000トン、シンポール・エクソンモービルの同80万トンといった大型プラントが含まれている。また、中東でもサウジ・ヤンペットが同80万トンの、そしてペトロケミヤが同84万トンのそれぞれ大型設備を運休する見通しにある。日本では、3月中旬から6月末までの間に合計4基が止まる見込み。
  
 このため、今年上期のアジア地域におけるオレフィンの需給バランスは、一段と逼迫するのが必至の見通しとなっている。中国で大型エチレンプラントが立ち上がるものの、すでにポリオレフィンなど誘導品向けでオレフィンの全てが消化されることが確定済みなので、全体の需給の緩和をもたらす可能性はゼロと見られる。
 また、下期に入ってもアジア地域で合計7基、中東を含めると合計8基が定修を予定しており、依然としてタイトバランスが続く公算が濃厚となっている。
 
 アジア地域ならびに中東における今年1年間の定修予定エチレンプラントは以下の通り。
 ▽サウジ・ヤンペット=80万トン。1月(30日間)
 ▽タイ・TPI=35万トン。2月初旬から20日間。
 ▽タイ・TOC=38万5,000トン。2月下旬から3月上旬まで。
 ▽台湾・FPC=103万5,000トン。3月初頭から1ヵ月半。
 ▽山陽石化=44万3,000トン。3月中旬から4月中旬まで。
 ▽東ソー=49万3,000トン3月下旬から4月中旬まで。
 ▽サウジ・ペトロケムヤ=84万トン。4月(20日間)。
 ▽タイ・NPC=43万トン。4月下旬から5月末まで。
 ▽韓国・現代石化=58万トン。5月中旬から35日間。
 ▽三菱化学・鹿島=45万3,000トン。5月上旬から6月下旬まで。
 ▽三菱化学・水島=45万トン。5月上旬から6月中旬まで。
 ▽シンガポール・EM=80万トン。5月中旬から6月中旬まで。
 ▽三井化学・堺=45万2,000トン。6月下旬から7月下旬まで。
 ▽三井化学・千葉=55万3,000トン。7月上旬から8月中旬まで。
 ▽マレーシア・タイタン=25万トン。8月に1ヵ月。
 ▽韓国・YNCC=38万トン。10月に30日間。
 ▽韓国・KPIC=40万トン。10月に30日間。
 ▽台湾・CPC=23万トン。10月上旬から11月中旬まで。
 ▽タイ・ROC=80万トン。11月に30日間。