| 2005年01月14日 |
| タイ・TOCの新エチレン装置の本稼動が大幅遅延 |
| エタンセパレータのトラブルで極端な低率操業 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
タイのエチレンセンター会社の一つのTOCが昨年12月初旬にマプタプット地区に建設した第2エチレン装置の本稼動入りが遅れている。タイ石油公社(PTT)が昨年末に新設したエタンセパレータの第2号機がメカニカル・トラブルの発生によって稼動できないままの状態にあるためで、わが国の大手商社のオレフィン担当者の多くは、フル稼働を開始できるのはPTTの第2セパレータの修復工事が完了すると予想される3月に入ってからではないかと見ている。 TOCが今回建設したのは年産30万トン能力のエチレンプラント。1号機との合計能力は同70万トンとなった。この結果、タイ全体の総設備能力は、NPC43万トン、ROC80万トン、TPI35万トン--の合計228万トンに拡大した。 このうちのTOCの1号機はナフサとLPGを原料にしてきたが、今回の2号機はPTTから供給を受けるエタンを原料とすることを前提に建設されたもの。現在は、そのエタンの供給開始が大幅に遅れることが避けられなくなっているわけで、このためTOCでは稼働率を保安面での最低限とされる6割に調整して操業しているところ。また、1号機の稼働率についても原料不足から同程度に調整している模様。 これに伴い、タイのオレフィンバランスは引き続きタイト気味に推移しており、一時期、先行き余剰観に伴う心理不安が広まりつつあったポリオレフィン市場にも落ち着きが出てきている。 |