2005年01月19日
上海のエチレン90万トン メカニカル コンプリーション
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:バイエル

(上海発=特約)
上海市ソウケイ地区の上海ケミカルパークに工場建設中の上海賽科石油化工(Secco)は、欧米企業との合弁エチレンセンターの先頭を切って、12月30日に90万トンエチレン コンプレックスがメカニカル コンプリーションとなった。商業生産入りは本年3月の予定。

 SeccoはBP 50%、Sinopec 30%、上海石化 20%のJVで、投資額は27.5億ドル。同コンプレックスにはプロピレン 61万トン、ブタジェン 9万トン、芳香族50万トン、SM 50万トン、AN 26万トン、PE 2系列計60万トン、PP 25万トン、PS 30万トンがある。

 原料はナフサで、所要300万トンのうち、75%はSinopecの2つの製油所、鎮海煉油と高橋煉油から供給を受け、残りは海外市場から調達する。
 
上海ケミカルパークには次のような誘導品計画がある。
 ・バイエル/PC、ポリウレタン
 ・BASF、ハンツマン、上海クロールアルカリ等/TDI、MDI
 ・BASF/ポリウレタン繊維原料 P-THF
 ・LUCITE/MMAモノマー
 ・Sinopec高橋石化/フェノール、ABS
 ・上海天原華勝化工、上海クロルアルカリ/VCM、PVC
 ・その他