| 2005年02月03日 |
| 中国、石炭からのアセチレン製造で実験装置 |
| プラズマにより石炭破砕法、合肥市に完成 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術(海外) 【関連企業・団体】:なし |
中国は石油・天然ガスの供給不足を解消するため燃料に石炭を利用する新技術の開発に取り組んでいるが、このほど安徽省合肥に2メガワットの水素プラズマを使った石炭破砕アセチレン製造実験装置を完成させ、関係者の注目を集めている。 石炭破砕のアセチレンは化学原料にも使われる可能性を持ち、米ダウケミカルが中国挟西省での大規模なアセチレン、エチレン生産を検討中と伝えられているが、石油価格が1バレル50ドルを超す現状で、このアセチレン新製法が工業化の現実味を帯びている。 中国科学院プラズマ研究所では、すでにプラズマトーチで生ずる平均温度5,000℃の水素プラズマを使って粉炭と水素ガスを化学反応させ、アセチレンを含む混合ガスをつくり、分離、濃縮することによって高品質のアセチレンを得る技術を持つ。実験装置の完成でクリーンな石炭の大規模利用の見通しがえられれば、半世紀前のコークスと石炭からのアセチレン製法が新技術でプロセスを変えて復活することになる。 アセチレンは有機化学品の基本原料だが、石油化学法によるエチレンにとってかわられた。エネルギー消費量が多く、大量の資源を使い、環境汚染がひどいことが、カーバイド法を排除したわけだが、クリーンに高い効率でアセチレンを直接生産することができれば、中国ばかりでなく世界的な拡がりで工業化が進められそうである。 |