| 2001年10月17日 |
| タイホー工業、次世代の白色蛍光化合物開発 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
タイホー工業(東京都港区高輪、小坂田弘三社長)は、1つの化合物で白色発光する有機物質の合成に世界で初めて成功した、と発表した。 これまでは、赤、緑、黄の三原色蛍光体あるいは複数蛍光体の混色にとって得られており、1つの化合物から白色発光を得ることはできなかった。同社では「夢の白色蛍光体」といっている。 今回開発した化合物は、415nm(ナノメーター)、491nm、560nmに3つの発光ピークをもった分子で、合成が簡単で、安価に得られ、劣化しにくい構造をもっているという。 このため現在広く使われている蛍光灯に比べて消費電力が少なく、発光時放熱もなく、蛍光灯のように水銀や重金属を使わないため環境対策上の問題も起こりにくい。同社では「この化合物をEL発光素子材料として使用し、白色照明装置をつくることや、モノクロディスプレー、プリズムを使ったフルカラーディスプレー、液晶表示用バックライト等への応用が可能になる」と期待している。 同社ではこの新しい同社では化合物を用いて高分子単層型のEL素子を作成し、次のような発光データを得た。 ◇色度座標 x軸=0.35 y軸=0.32 ◇輝度 1,000Cd/ _以上 さらに同社はこの化合物を使って低分子多重層型EL素子をつくり最高輝度4,500Cd/ _以上を得たとしている。 同社は次世代照明材料として市場性は高いとみており、2002年1月には生産、出荷したいとしている。 |