2005年02月24日
SPDC、L-Lの対中輸出価格を引き上げへ
3月分をトン1,100ドル以上に底上げ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:その他

 サウディ石油化学(SPDC)は、L-LDPE(商品名・カマール)の3月の中国向け輸出価格をトン当たりCFR1,100ドル以上に引き上げる方針を固め、同国の主要ユーザーに通告した。
 2月の価格は透明品種が同1,050ドル、一般品種が1,040ドルであったので同50〜60ドルの底上げとなる。
 
 中国からのL-LDPEの引き合いは、他のポリオレフィン同様に1月下旬から2月中旬にかけて大幅に落ち込んでいたが、旧正月休暇が明けてからは再び活発になりつつある。このため、SPDC以外のL-LDPEメーカー、例えばシンガポールのTPCなども3月渡し分の引き上げに動く気配を示している。今週末から来週前半にかけては相次ぎ値上げを打ち出すもとの見られる。