2005年03月15日
EPSリサイクルの技術発表会、今年も盛況
JEPSRAの開発支援先が合計9件の成果を発表
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全)
【関連企業・団体】:その他

 発泡スチロール再資源化協会(JEPSRA)は15日、東京・千代田区の日本橋社会教育会館で「第3回JEPSRA技術発表会」(パネル展示も併催)を開催した。
 同発表会は、同協会が04年度において資金の一部を支援して開発を促進してきた民間企業や大学等による発泡スチロール製品(EPS)のリサイクル技術の研究開発成果の概要を同協会関係の各方面に公開するため開催されたもの。
 
 当日は、成果発表に先駆けて、廃棄物問題に詳しい弁護士の佐藤泉氏が「廃棄物処理法とリサイクル」のテーマで特別講演。続いて、04年度における支援対象に取り上げられた民間企業5社と大学および公的研究機関の研究開発担当者計7人ががそれぞれの研究成果を発表した。会場には全国各地からEPS加工メーカーを中心とした関係者およそ200人が集まって席を埋め尽くし、これまで同様極めて盛況であった。
 
 この日に成果が発表された技術開発テーマと発表者は以下の通り。
 ▽「発泡スチロールリサイクル成型品製造技術」=ライフステージ企業組合・塩谷順夫氏。
 ▽「廃発泡スチロールの接触分解による有機溶剤、BTXの回収」=独立行政法人産業技術総合研究所環境管理技術部門・小寺洋一氏。
 ▽「微生物を用いたEPSリサイクル法およびゼロエミッション処理法の開発」=東北学院大学工学部・及川栄作氏。
 ▽「発泡スチロールのリサイクル材を活用した融雪ブロック」=セイナン工業(株)・川口秀夫氏。
 ▽「軽量コンクリート系新外断熱板の開発」=富士開発(株)・梅岡勝之氏。
 ▽「処理難EPSを使用した平板ブロックの開発」=(株)矢板加工産業・八木英一氏。
 ▽「発泡スチロール減容リサイクル資材を用いた軽量ソルパックの技術開発」=(株)テクノソール・佐藤雅宏氏。