2005年03月23日
住友化学、世界銀行「バイオ炭素基金」に250万ドル出資
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:住友化学

 住友化学は23日、世界銀行の「バイオ炭素基金」へ、2017年までに合計250万米ドルを出資すると発表した。これにより、2017年までの13年間で約40万炭素クレジットの獲得が期待できるとしている。
 
  バイオ炭素基金は、森林保全、植林、バイオ燃料などのプロジェクトに投資し、炭素クレジットを獲得することを目的として世界銀行が04年5月に設立した基金で、京都議定書で定めた京都メカニズムのうち、途上国を対象とした「クリーン開発メカニズム」と、先進国同士で行う「共同実施」を活用したシステム。

 同社では、同基金への出資は単に炭素クレジットの獲得だけでなく、プロジェクトを通じて広く自然環境の保全や途上国の生活向上など、環境・社会に貢献できると判断した。
 
 同社はこれまでも徹底した熱の回収・利用や、エネルギー合理化など、環境保全対策には積極的に取り組んできたが、今後も引き続き地球温暖化防止に向けた取り組みを推進していくとしている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1111545955.pdf