| 2001年10月11日 |
| 高砂香料、野依教授の「不斉合成」で業績拡大、6月社外取締役に |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:なし |
ノーベル化学賞の受章が決った野依良治名大教授の研究成果や特許は、産業界で広く活かされているが、わが国香料最大手の高砂香料工業では最も早く、1983年から同教授の不斉合成法によるエルメントール製造工場を同社磐田工場(静岡県)に完成、操業を開始した。合成法によるエルメントールの生産は世界ではじめてだった。現在でもドイツに一社あるだけだという。 エルメントールはメントール系たばこや貼ぐすり、チューインガム、ヘアトニック、歯みがきなどの香料として幅広い用途をもち、需要も安定している。 同社はまた、野依教授の指導で医薬中間体の4-アセトキシ・アゼチジノンや抗菌剤中間体の2-プロパンジオールなどを企業化、業績を伸ばしてきた。 同社は今年6月、野依教授を社外取締役に迎えたばかり。「喜びはひとしおです」と同社広報室では話している。 |