2005年04月01日
松下グループ、中国にカーナビを積極販売
上海に2新会社設立 PASCHとPASSUCH
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:松下電器産業

 松下電器産業とパナソニックAS(略称PAS)は1日、中国上海市にパナソニックAS(オートモティブシステムズ)China(略称PASCH)を設立した。また、パナソニックAS中国販売社(PASSCH)をパナソニックインダストリー中国の社内分社として設立した。

 PASCHは天津にある開発会社・PASDT、大連にある製造会社・PASDL、上海にある販売会社・PASSCHを一元化する中国カーエレクトロニクス事業統括会社となった。

 PASは03年1月の発足以来、開発・製造・販売を一元化した新会社を米国、欧州にそれぞれ設立していた。中国と日本をあわせてグローバル4極補完体制が確立したことになる。

 中国の自動車市場は04年に生産(対前年比14.1%増)、販売(同15.5%増)507万台大きく伸長した。生産は米国、日本、ドイツについで世界第4位、販売は同3位という規模である。

 これに伴ってカーエレクトロニクス機器への関心も高まり、とりわけカーナビゲーションが注目されているため、PASCHでは「ストラーダ」をまず、積極的に売り込む方針。

【関連ファイル】
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1112363564.tif