2005年04月05日
汎用樹脂の対中輸出通関、2月はLDとPPが前年超え
ボトムからの脱却の兆しと捉える向きも
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 汎用樹脂の2月の対中国向け輸出通関数量(香港向けを含む)は、合計5品目のうちHDPE、PS、PVCの3品目が引き続き前年同月を下回ったが、LDPEとPPの2品目は前年同月超えとなった。うちPPはホモポリマーとコポリマーの2品種がともに前年を上回っている。また、前年を下回った3品目もHDPEを除く2品目は縮小率が従来に比べて小幅となっている。
 
 これら汎用樹脂の過去2ヶ月における対中輸出は全体に低調で、昨年12月はPS以外が全て前年同月を下回り、今年1月にいたっては10ヶ月振りに全品目が前年割れとなった。2月の実績はそうした過去2ヶ月とは内容がかなり異なっている。樹脂メーカーや商社の間には、ボトムからの脱却の前兆と捉える向きが増えている。
 
 前年同月を上回った2品目のうちのLDPEは、わずか0.3%増ではあるものの5ヶ月振りの前年超えとなった。香港向けは23.5%減で依然として低迷状態にあるが、中国本土向けが29.2%もの増加を遂げた点が注目される。PPホモポリマーは3ヶ月振りの、またPPコポリマーは4ヶ月振りの前年超えとなった。PP合計の前年超えは3ヶ月振りとなる。いずれも伸び率が大きい点が目を引く。
 逆に、低迷が長期化しているのはHDPEとPVCホモポリマーの2品目だ。HDPEは7ヶ月連続、PVC-Hは6ヶ月連続の前年割れとなっている。PSは1月に続いてのマイナス成長である。もっとも、減少率はPVC-Hが11.8%PSが14.0%で1月に比べると著しく縮小している。
 
 汎用樹脂の2月の中国向け輸出通関数量は別表の通り。

【関連ファイル】
汎用
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1112686317.xls