2005年04月05日
エチレンとプロピレンの価格がアジアで再逆転
エチレンが値下がり、プロピレンはステイ
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンターならびに大手商社の調べによると、ここにきて再びアジア市場でエチレンとプロピレンの価格の逆転現象が生じている。プロピレンの価格がエチレンを上回るのは極めてまれであり、昨年1月以降では昨年10月中旬と今回の2度だけ。
 
 石化メーカーや商社筋によると、先週末時点のアジア地域のオレフィンのスポット価格は、エチレンがトン当たりCFR910〜925ドル、プロピレンが同1,025〜1,065ドルとなっている。いずれも、極東より東南アジアの方が若干高い模様。プロピレンの価格は、昨年12月末の810〜830ドルをボトムに徐々に上昇して3月中旬からはほぼステイの状態にある。しかし一方のエチレンの価格が3月第1週の1,150〜1,180ドルをピークに急降下してきたことから久々の逆転となったもの。
 この背景については、3月1日から定修のため運休していた台湾・FPCの年産103万5,000トン能力のエチレンプラントが来週末から稼動を再開する見通しとなってきたことと、世界最大のポリエチレン消費国である中国における同樹脂の価格の引き上げが難航していることの二点が大きな要因と分析する向きが関係筋に多い。
 
 これが今後どういった姿をたどるかはまだはっきりしない。ただし、プロピレンの重要ソースの一つである石油精製企業の多くが4〜6月期に定修を予定しているので、プロピレン高が当分続く公算はかなり高いと言えそう。