2005年04月19日
陝西省が西部大開発で日系企業誘致
重工業産業の基盤整備を強調、資源も
【カテゴリー】:海外
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 中国陝西省が西安ハイテク産業開発区を中心に、日系企業の参加を呼びかけている。同省は1984年の中国改革開放時にシルクロードへの入り口として、また宇宙、機械、繊維産業などの開発で注目を集めていた。ここへきて中国政府の東北振興、西部大開発の重点方針によって再開発に向けた投資が動き出したもので、ソフト、電子情報、バイオ・医薬、エネルギー、自動車、食品加工などの産業を強化したいとしている。

 陝西省は面積20万5,800平方キロ、人口3,690万人。北部高黄土高原の陝北(面積45%、人口15%)、中央の関中(同19%、同60%)、陝南(同36%、同15%)の3地区からなっている。

 とくに陝南は水利、鉱産物、生物資源に恵まれている。周、漢朝の都で中国民族発祥の地、兵馬桶、寺院で知られる。果物、畜産、鉱物、ハイテク、製造、旅行などが主な産業で97〜04年に年率9.7%成長した。鉱物資源は経済的に42万億元の価値があるとしている。石炭1,660億トン、天然ガス6,390億立方メートル、12億トンの石油が埋蔵されている。

 現在、インフラ整備に力を入れているが、これまでにも西安を中心に重工業基地としての産業基盤を整えてきているため、部品調達がスムーズに行える一方、教育水準(大学57校)が高い。また環境がよく温泉があるため観光業に向いているという。

 日本からは252件、3.53億ドルと、これまでに外資の6%が投資された。日本は同省への投資額第2位。三菱電機、富士通、日立、NEC、三井物産、ブラザー工業などの日系が進出、ドイツのシーメンス、アメリカのコカ・コーラ、香港、台湾などの外資企業1,600社に及んでいる。