2005年04月26日
三菱化学とウェルファーマ「共同持株会社」設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ウェルファーマ、三菱化学

 三菱化学と三菱ウェルファーマの両社は25日、10月1日付で株式移転により共同持株会社「三菱ケミカルホールディングス」(仮称)を設立すると発表した。両社は、今後の事業環境の変化に機動的・弾力的に対応していく上で最も有効と判断した。

 冨澤龍一・三菱化学社長は会見で「医薬業会は経営環境が一層厳しくなるが、ウェルファーマと一体になって、同事業を強化していきたい。三菱化学もグループ経営をさらに強め、成長と飛躍に向けた取組みを加速させることができる。企業価値の向上を図る上で有効な手段だ」と強調した。

 小峰健嗣・三菱ウェルファーマ社長は「新社として発足して3年半になる。これまでは拠点の統廃合など事業構造改革に重点を置いてきたが、内外の厳しい競争に勝ち残っていくためには、事業規模を拡大し、創薬基盤を強化していくことが重要だ」と語った。

 新会社はグループ会社の経営管理、グループ全体の戦略策定や資源配分などを行う。社長には冨澤三菱化学社長が就任、従業員数は60人程度の予定。当面は両社でスタートするが、三菱樹脂など他のグループ企業もできるだけ早い時期に株式を移し加えていきたい意向である。
 
 なお、株式移転に伴ない、三菱化学の株主には所有株式1株に対して共同持株会社の普通株式0.5株、三菱ウェルファーマの株主には1株に対して同1.565株を割り当てる。

【共同持株会社の概要】
(1)商号:株式会社三菱ケミカルホールディングス(予定)
    (英文名:Mitsubishi Chemical Holdings Corporation)(2)設立日:平成17年10月3日
(3)本店所在地:東京都港区芝五丁目33番8号(設立時)
(4)資本金:500億円
(5)上 場:東京証券取引所、大阪証券取引所
(6)営業年度:毎年4月1日〜翌年3月31日(基準日:3月31日)
(7)事業目的:グループ会社の経営管理(グループの全体戦略策定、資源配分など)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1114496320.doc