| 2005年05月25日 |
| 住友化学、高分子有機EL材料で英社と合弁会社設立 |
| 【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は25日、英国のケンブリッジ・ディスプレー・テクノロジー社(CDT)と折半出資して、高分子有機EL材料の開発、生産および販売を行う合弁会社を設立すると発表した。両親会社の高分子有機EL材料技術を独占的に使用することになる。 住友化学は先に米ダウ・ケミカル社から買収した、高分子有機EL用材料「LUMATION」技術も新会社に提供する。 新会社は、これらの高分子有機EL材料に関する広範な知的財産を活用し、フルオレンポリマーをはじめ既存材料の一層の高性能化を図るとともに、デンドリマーを利用した次世代の高効率燐光材料の開発に取り組む。 高分子有機ELは、自発光であることや高速応答性、発光層の形成方法として印刷法が適用できるなどの特徴から、ディスプレーや照明器具分野への需要拡大が予想されている。 とくに最近は、次世代携帯電話やポータブルDVDプレーヤーでの利用をはじめ、将来的にはテレビなどへの採用を通して、市場は急成長すると期待されている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1116987993.pdf |