| 2005年06月03日 |
| 桂林市がIT・電子部品、自動車部品など積極誘致 |
| すでに外資1,356社が進出 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
世界でも観光都市として有名な桂林市。広西チワン族自治区の北東部にあり、細長い奇峰、奇岩の山が林立するカルスト地形で、その合間を縫うように川を下る漓江下りが人気。半面、同区最大の工業都市・柳州市に隣接していることもあって、IT・電子部品、自動車部品、紡織などの活動も盛んで日本企業に誘致を呼びかけている。 桂林市の産業育成、発展では、1970年初めの改革開放いらい35年経っている。これまで電子部品、ゴム、機械、医薬、自動車関連、食品加工などの産業が発展した。現在はITやデジタル系の電子部品、自動車部品の開発に力を入れている。将来は自動車の組み立ても行う方針。そして果物の加工も対象にしている。果物はミカン、柿、オレンジ、羅漢果など数多く年間151万トンほど生産されるが、缶詰、ジュースなどへの加工は、まだ10%にすぎない。 産業用地については、いま主に市北部の桂林蘇橋新区(面積45平方キロ)の開発を進めている。福岡から直行便のある国際空港まで5キロていどの距離。まだ十分に余地がある。また電子通信、精密機械などの桂林高新区鉄山園(12平方キロ)や汽車関連の桂林八裏街経済技術開発区(21平方キロ)、電子、自動車部品、医薬、食品、新材料などの桂林西城工業開発区(16平方キロ)などがある。これら4カ所を総称して桂林新技術産業開発区といっている。 市の経済環境だが、昨年の市のGDPは457億元(1元は13円)、構成は第一次産業26%,第二次32.2%、第三次36.8%。面積は2万7,800平方キロ(市区面積は578平方キロ)、人口は490万人(同71万人)。03年の輸出額は2.62億元。市はかねて外向型の経済政策をとっており、昨年6月末までに1,356の外資企業が進出した。契約で22億元、実行ベースで14.2億元にのぼっている。外資は米国、英国、フランス、カンボジア、マレーシア、香港からなどで、日本のNEC、播磨化成や韓国の大宇も進出。杭州の萬向企業集団がことし自動車部品工場の建設を決めた。 インフラについては北京、上海、広州などへの高速道路・鉄道が発達している。また桂林−湖南高速道路(120キロ)が来年完成、07年には広州まで通る。鉄道は湖南−桂林−南寧間にもう一本できる。電力はいまの発電容量32万キロワットを来年、68万キロワットに増やす。ガスや水は十分。大学は13校(5万3,000人が在学)、専門学校は30校。人材は豊富だ。給与は一般職が600元、技術職が1,000元以上、管理職が1,500元以上、上海の半分程度。観光事業はスピードアップする見込み。昨年の1万1,000人に対し、ことし1万2,000人、10年には2万人を予想している。問い合わせは03-5835-0835。 |