| 2005年06月20日 |
| 江蘇省揚州市が外資系企業を積極的に誘致 |
| 長江をまたぐ潤揚大橋の完成で交通格差が解消 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
西の南京市に車で1時間のところに位置し、自動車、石油化学、電子情報の基地として知られる江蘇省の揚州市。長江の北側にあって、交通の整備が遅れていたが、ことし5月、南側の鎮江市に渡る「潤揚長江大橋」が開通して、地域差が解消された。そこで揚州市はこのところ外資の誘致に力を入れている。 同市は現在、広陵、維揚などの3区と、高郵、江都、儀徴の3市、宝応市を管轄している。総面積6,638平方キロ、人口470万人(市内973平方キロ、108万人)で、長江デルタの重要都市である。04年のGDPは前年比147%(788億元)も成長。揚州を中心とする半径100キロには南京、南通、蘇州、無錫が、300キロには上海、杭州が入る。 これまでに完成した南京長江二橋、江陰大橋(南通)を含めて、交通事情が様変わりしたため、同市としては改革開放いらいの新都市づくりに取り組んでいるわけである。鉄道は昨年10月、南京ー海安の寧啓鉄道が完成している。 市の工業用地は経済開発区、揚州化学工業園区、高郵経済開発区、江都経済開発区、宝応経済開発区、儀徴経済開発区があり、すでに30.3平方キロ(計画面積350平方キロ)が使われている。 進出を認められた企業は2,000社、投資済み企業は1,400余にのぼっている。日本からは04年末までに東レ、マツダ、富士通、日野自動車、日本ピストンリングなど122社。 経済開発区の自動車産業基地は完成車メーカーが12社。部品などを含めると150社余に及ぶ。上海汽車の国内2番目の基地があるほか、独ベンツの大型バス、マツダの工場がある。自動車エンジン、部品、ラジエター、シリンダー、エアコン、座イス、粉末冶金用品、蓄電池、照明などで国内の高いシェアを占めている。 揚州化学工業園区の石油化学基地では石油精製、石油化学、ポリエステル繊維、ゴムなど210社が300種余の製品をつくっている。とくにPTAは従来の年産80万トンを05年中に年産180万トンに増強する計画。目下、輸出加工区も建設している。 儀徴経済開発区は紡織産業が200社以上進出。電子情報は100社以上、台湾、日本(40社)の企業が多い。造船工業も8万トンクラス1基、万トンクラス5基がある。 電力は発電容量200万キロワットだが増設中。給水1日110万トン。人件費が安い。科学教育の先進都市で、揚州大学など6校、5万人以上の在学生がいる。観光では鑑真高僧が修行した大明寺など名勝古跡が多い。中国四大料理の1つである淮揚料理が有名。 |