2005年06月27日
新日石化学、ベンゼン7月価格 860ドルで決着
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:新日本石油化学

 新日本石油化学は27日、7月のベンゼン価格が打ち出し価格と同じトン当たり860ドルで主要需要家筋と決着したと発表した。前月比トン215ドルの上昇となるが、このところの原油価格の急騰や、ベンゼン需要の回復などを背景にスムーズに決着した。
 
 国内販売価格は、これにフレート差(トン当たり5ドル)やタンク経費などの諸チャージ(同4,500円)が加わるため、1ドル=110円で計算した場合、キログラム当たりの価格は99.7円となる。
 
 ベンゼンの国際市況はさらに高騰が続き、直近のアジア・スポット価格(FOB KOREA)はトン当たり885ドル程度まで上昇している。同社ではこの傾向はなお続くと観測している。