| 2005年06月28日 |
| タイの石化工場への40%給水カットは一先ず見送り |
| ただし大型貯水池の水位は引き続き低下 |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
三井物産、三菱商事など大手商社各社が現地で集めた情報によると、タイ政府が27日から実施すると伝えられてきたマプタプットエリアの石化コンビナートへの40%給水カットは取り敢えず見送られた。タクシン首相が当面の大幅給水制限の計画はないとコメントした模様。 ただし各商社が現地駐在員から収集した情報によると、同地域の有力給水ソースである72Mm3貯水能力を持つドッカライ貯水池も164Mm3のノッパライ貯水池もともに長期間の晴天続きで水位が極限レベルまで低下しているという。 このため、現地の石化企業や誘導品業界さらにはトレーダ筋の間には政府が大幅な給水制限に踏み切るのは時間の問題との観測が広がっている。 また、ROCをはじめとした現地のエチレンセンターはすでに10%の稼動調整に踏み切っている模様。これに伴いタイからのエチレン輸出は相次いで中断されつつあり、この結果が早くもアジア地域全体のエチレンの需給バランスとスポット相場に少なからざる影響を及ぼし始めている。商社の中には、当面タイからは少なくとも月間2万トン強のエチレン輸出が中断すると予想する向きが多い。 |