2005年07月01日
安徽省バンブー市が日本企業誘致へ
南京に2時間、長江デルタに隣接、交通の要所
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 北京−上海間の高速鉄道の建設が来年にもはじまり、また中国政府の第11次5カ年計画(06〜10年)経済発展プロジェクトに、安徽省が長江中流総合経済区(8大総合経済区構想の一つ)のメンバーとして組み込まれたことなどを軸に中国安徽省のバンブー市は、日本との経済交流を積極的に進める方針である。自動車・部品、工作機を中心に電子・情報、医薬、紡織、食品加工などの産業に投資、技術交流、商談を呼びかけている。
 
 市は交通の要所で、北京と福州、上海と西安を結ぶ二つの高速道路が交差している。来年、同市を通る北京−上海間の高速鉄道が着工、将来は北京−南昌−広州、北京−鄭州−武漢−広州間の高速道路が通る。また淮河が市を貫いていて水路が開けている。省都の合肥よりやや北側にあるが、南京や常州まで車で2時間。急発展している江蘇省、浙江省の長江デルタにも隣接している。

 改革開放以来の約20年間に紡織に始まって、機械加工、農機、化学、バイオ医薬、建築材、IT用ガラスなど400余りの業種が発達した。自動フライス盤などでは中国一だし米GMなどにも製品を出している。自動車用のフィルターも英、伊、米国などの技術で生産している。清華大からの指導がある。合成繊維、コールテン、炭素繊維などもあるが、日本との技術提携を進めたい意向。
 
 市の経済規模をみると、面積は5,952平方キロ、人口354万人。約80%は農民。04年のGDPは261億元。一人当たりGDPは約800ドル。輸出は1億9,300ドル。発電容量は240万キロワット。華東地区で最も安い。給水は一日53万立方メートル。自然が豊かで、労働力は十分にある。科学研究所7か所、技術開発研究所が11か所あり、技術者は9万人(うち高級技術者13,000人)ほど。市の南側約50キロに石炭の供給基地がある。また西側の天然ガスを運ぶため目下、パイプラインを敷いている。
 
 今後の重点的な発展計画は、自動車と部品。日本は世界の最先端を走っている。ハイテク産業や輸出産業も歓迎、優遇して行く。市には市レベルの4つの工業団地と一つの独立した団地がある。従来の産業の規模を拡大し、農・水産物の加工にも力を入れる。石油化学品や冶金なども広げる。日本企業は省都の合肥市を中心に300社ほど進出しているが、同市はこれから。

○バン埠市(バンは虫へんに豊)