2005年08月01日
石化品の6月の輸出、引き続き樹脂が前年割れ
化成品は逆に多くの品目が前年を上回る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 石油化学製品の6月の輸出通関数量は、引き続き主要樹脂の多くが前年同月を下回った。半面、化成品の多くは依然として前年を上回っている。
 これに伴い上期(1〜6月)の累計も、同様に樹脂の多くが前年同期を下回り、一方の化成品の大半が前年を上回るという結果となっている。
 
 主要樹脂の6月の輸出で前年同月を上回ったのはPVC-H(塩ビホモポリマー)の5.6%増だけ。他の樹脂は軒並み前年を下回り、しかもHDPEの46.9%減やPS(ポリスチレン)の34.1%減のように全体に縮小幅がこれまで以上に大きい点が目を引く。
  最近の石化企業の多くが、採算面で魅力に欠ける樹脂の輸出に消極的になっている様子が端的に現われている。
 一方の主要化成品では合計12品目のうちフェノール、プロピレン、ベンゼン、EGなど7品目が前年を上回っており、全体に伸び率も高い。例えばフェノールは90.4%、EGは64.8%、ベンゼンは60.9%それぞれ前年を上回っている。いずれも各社の業績維持に貢献度の高い製品といえる。
 主要石化製品の6月の輸出通関実績は別表の通り。


主要石化品の05年輸出通関数量 単位はトン
品目 6月 前年比 累計 前年比
エチレン 15,742 63.4% 95,768 59.0%
プロピレン 31,185 155.2% 158,656 87.7%
ベンゼン 16,895 160.9% 199,174 144.7%
PX 168,479 103.0% 1,088,642 106.9%
SM 126,784 97.8% 673,604 94.0%
VCM 39,748 103.3% 417,003 117.4%
EG 18,382 164.8% 107,642 108.5%
フェノール 15,010 190.4% 61,957 146.6%
EDC 17,336 98.5% 70,804 290.3%
PTA 42,257 102.6% 280,973 92.8%
AN 16,755 86.3% 91,159 95.7%
カプロ 18,678 88.0% 115,981 78.1%
LDPE 15,866 81.1% 111,926 95.7%
HDPE 10,002 53.1% 75,102 76.7%
PP-H 29,971 88.5% 176,876 110.4%
PP-C 6,936 75.9% 47,323 91.5%
PS 6,758 65.9% 44,924 89.3%
PVC-H 60,650 105.6% 363,665 105.6%
ABS 19,681 99.9% 111,793 91.0%
PC 15,058 81.5% 98,297 89.3%