| 2005年08月22日 |
| 中国、浙江省と新疆ウイグルにエチレン大型設備 |
| 続いて天津、上海2期、泉州が有力(第11次5カ年計画) |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国の今後の成長産業に数えられている石油化学。エチレン年産80万—100万トンの設備計画がラッシュする中で、中国発展改革委員会の第11次5ヵ年計画(06-10年)が審査されているが、これまでに浙江省の鎮海地区(中国石化系の煉化リファイナリー、年産80万トン)と新疆ウイグルの独山子地区(年産100万トン)の計画が承認されたことが明らかになった。 続いて年内にもう2,3地区が認められる見通しで、天津と上海(第2期100万トン)、泉州(福建省)などが有力視されている。また武漢、重慶、蘭州(甘粛省)、盤錦(遼寧省)なども計画の早期実現を望んでいる。 これらの計画を実行する際、同発展改革委員会は環境対策、原料(石油、天然ガス)の確保などを条件としている。同国では新疆ウイグルでの天然ガス、内モンゴルでの油田の開発が進んでいると伝えられており、資源開発と石油・石油化学の開発計画が、さらに活発化しそうである。 中国の石油・石油化学の工業化は国営の中国石化(Sinopec)、中国石油、中国海洋石油などを中心に開発されてきた。設備大型化は第10次5ヵ年計画から着手され南京(独BASF系60万トン)と上海(英BP系第1期90万トン)、恵州(英蘭シェル系80万トン、本年12月完成)で実施された。 エチレン設備能力は現在年産870万トン強。ことしの需要は1,850万トンほどで供給力が不足している。10年には需要が2,500万に伸びるとして、なお1,300トンていどまでの設備計画なので、供給が大幅に不足する見通しである。なお、天津と泉州の計画にはサウジアラビアのアラムコとSABICがそれぞれ参加することになるようである。 |