| 2005年09月01日 |
| 住友化学、大型液晶テレビ用偏光フィルム設備 大幅増設 |
| 【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は1日、大型液晶テレビ用偏光フィルムの需要増大に対応するため、日本と韓国でそれぞれ1系列年産600万平方メートルと2系列1,200万平方メートル、合わせて1,800万平方メートルの大幅増設を行うと発表した。投資額は総額300億円強となる。 大型液晶テレビはここへきて急速に普及し、本格的に市場が立ち上がってきたが、同社は従来のポリシクロオレフィン系位相差フィルムに、独自の技術改良を加えて、一段と高い性能と価格競争力の実現にめどを得た。今後は同フィルムが、大型液晶テレビ向けの主流になるとみて、大幅増設に踏み切った。 同社の増設完成後の偏光フィルム生産能力は、日本、韓国、台湾の現有各年産800万平方メートルと合わせて合計4,200万平方メートルとなり、急増するフィルムの需要に安定的に供給できる体制となる。 また、韓国での増設のうち1系列は、今後急増が予測される中国市場に対応する。将来は需要動向を見ながら愛媛工場でさらに1系列増やす。台湾、中国(無錫)でも、いつでも増設に着手できるよう準備する方針だという。 <設備増強の概要> (1)設備能力 ◇愛媛工場 :1系列600万〓/年 ◇韓国(東友ファインケム): 2系列600万〓/年計1,200万〓/年 (2)完成時期 ◇愛媛工場 :06年8月 ◇韓国(東友ファインケム): 06年5月(1系列目)、06年10月(2系列目) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1125540390.pdf |