2005年09月02日
プラ製容器包装の回収は順調に推移
7月単月も4〜7月計も前年を20%以上回る
【カテゴリー】:環境/安全(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:日本容器包装リサイクル協会

 日本容器包装リサイクル協会が全国の市町村から容器包装リサイクル法に沿って引き取るプラスチック製容器包装の7月の月間総数量は4万3,690トンとなった。前年同月の実績を20.7%上回っている。この結果、4月からの累計は17万6,771トンとなった。前年同期比は22.1%増となっている。不振に陥っているPETボトルとは対照的に順調に拡大を続けている。
 
 うち、白色の発泡スチロール製食品用トレーの引き取り数量は、7月が75トン、4〜7月の累計が327トンとなっている。前年比は、7月が19.0%減、4〜7月の累計が11.1%減となっている。引き取りの絶対量が極めて小さくまた前年の実績を大幅に下回っている点も目を引くが、これはエフピコや中央化学など同トレーメーカーが多くの使用済み製品を店頭から自主回収してリサイクルしていることによるもの。
 同トレーを除いた「その他プラスチック製容器包装」の7月の引き取り数量は4万3,615トンで前年同月比が20.8%増、4〜7月の累計が17万6,444トンで前年同期比が22.2%増となっている。
 
 一方のリサイクル数量も順調な伸びを続けている。7月は2万9,761トンで同8.1%増、4〜7月の累計は10万3,100トンで同16.3%増となっている。その他プラ製容器包装は、7月が2万9,694トンで同8.2%増、4〜7月計が10万2,835トンで同16.4%増。PSPトレーは7月が67トンで同14.1%減、4〜7月計が265トンで同9.9%減となっている。