2005年09月05日
江蘇省呉江市が日本企業を積極的に誘致
物価、賃金が安く、暮らしやすい 日系28社が進出
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 光ファイバーが中心の電子情報やIT産業などの外資企業が1,000社(投資総額約85億ドル)近く進出した江蘇省の呉江市。中国の2,500県・市で04年の総合実力が第9位(地元企業7,200社を含め総生産額340億元(42億ドル)、一人当たりGDP4,400ドル、対外貿易額111億ドル)の有力都市である。同市では在来のシルク紡織を含め、一層の経済発展を図るため徐明市長が訪日するなど日系企業の誘致に向けて積極的にうごきだした。
 
 同市は総面積1,176平方キロ、人口約78万人(ほかに流入人口約40万人)で92年に県から市になった。江蘇省の最南端にあり、上海、杭州、蘇州と隣接している。物価、賃金が安く、暮らしやすい。上海浦東空港から110キロ、虹橋空港から70キロの距離で長江デルタ経済圏の交通の要所。93年にスタートした呉江経済開発区は市の北側にあり国家級電子情報製造基地を抱えている。企画面積80平方キロ(うち3万平方キロは日本千葉工業団地)。すでに30平方キロが開発された。
 
 同開発区には最近認められた国家級輸出加工区がある。約500社の外資がでている。この他、市の北側に臨上海経済区(215平方キロを予定)には400社。98年に設立された盛沢紡績模範園、近くに七都鎮太湖工業区(光ファイバー)もある。
 
 日系では市全体で128社が進出している。顔ぶれはトヨタ、NECトーキン、日立でスプレー、SKC、信越ポリマー、ミツミ電機、フジクラ、日本航空電子、アシックス、三菱商事、三井物産、伊藤忠、丸紅、古河電工など。
 
 外資全体では台湾系が85%、日本8%、欧米(フォルクスワーゲン、メッサーシュミット、ウオルマートなど)が7%。工場建設費は電子系で1平方メートル当たり約六百元、給与は一般640〜700元、管理者750〜800元、専門技術者800〜1,000元。電力は昨年、発電能力を大幅に増強し万全を期している。給水は太湖から一日30万トン、リース工場もある。
 
 市では外資の投資に対して行政審査サービスの料金項目が一番少なく、長江デルタ地域での料金標準が低く、審査効率が高いなどのメリットがあるとしている。
 問い合わせは市の駐日連絡事務所、TEL043・297・3385