| 2005年09月08日 |
| 中国のエチレン輸入が一段と活発 |
| 7月は前年同月の2.5倍に拡大 |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国によるエチレンの輸入が一段と活発になってきた。 7月の総輸入通関数量は1万3,316トンで、前年同月の実績の2.54倍の規模に膨らんでいる。1月からの累計は6万3,146トンで、前年同期の88.3%増となっている。中国のエチレン輸入に深い係わりを持つわが国のある大手商社では、中国のエチレン輸入は今後もなお増え続けると予想、“中国にとって今年はエチレン輸入元年の年となる”と断言する。 中国が7月中に輸入した1万3,316トンのエチレンのうち最も多いのは日本品の8,4,35トン。全体の63.3%を占めている。それに続くのは韓国品の4,880トンで、占有率は36.6%となっている。つまり、これら2カ国でほぼ全量を占有しているわけ。前年に対比すると日本品は3.63倍、韓国品は67.0%増となっている。 1月からの累計も、これら2カ国で全体の95.4%を占めている。トップは韓国品の4万934トンで前年同期の2.02倍となっている。日本品は1万9,311トンで前年同期を71.1%上回っている。 中国による過去数年のエチレンの輸入は、02年が8万5,218トン、03年が4万6,623トン、04年が6万7,567トンと推移してきた。今年は7ヶ月で昨年1年分とほぼ同じ規模の輸入量となっているわけ。中国では、今年4月から6月にかけてSECCOとBASF/と揚子江が相次いで大型エチレンプラントを完成・稼動させたことによってエチレン年間生産量が一気に150万トン増えた。それにもかかわらず1〜7月のエチレン輸入が大きく伸びた要因としては、今年春先にSECCOとBASF/揚子江がエチレンプラントの完工に先駆けて建設した各種誘導品装置の操業に必要なエチレンを海外から持ち込んだこととと、その後に二つの新コンビナート以外の立地でもDohowのSMの年産15万トンプラントや天津DAGUのVCM同20万トン・EDC同20万トン装置など中・大型の誘導品設備が相次いで完成して稼動を開始しつつあること--の2点が挙げられる。秋口以降も誘導品プラントの新・増設が続く予定にあり、このため大手商社の間では、中国による今年のエチレン輸入総量が13〜14万トンに達するのは確実との見方が広がっている。 |