2005年09月09日
三井・デュポンポリも価格修正へ
EVAやアイオノマー等を20〜30円上げ
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:三井・デュポン・ポリケミカル

 三井・デュポンポリケミカルは9日、EVA(エチレン酢ビコポリマー)やアイオノマー樹脂など同社が企業化している機能性樹脂全ての価格を10月1日出荷分から引き上げると発表した。
 
 対象はEVA(商品名・エバフレックス)、EEA(同・エバフレックス-EEA)、アイオノマー樹脂(同・ハイミラン)、酸コポリマー(同・ニュクレル)、多目的シール樹脂(同・CMPS)--の各樹脂。
 上げ幅は、キログラム20〜30円。アップ率はEVAが10〜15%。他の品種は5〜10%となる。
 
 同社は原料価格の高騰に合わせて、過去2年の間にEVAとEEAについては合計4回、またアイオノマーや酸コポリマーでは計3回にわたって価格修正を実施してきた。
 しかし、今年10〜12月期のナフサ価格がこれまで以上に大幅に上がってキロリットル当たり4万5,000円となる見通しとなってきたため、それに伴うコストアップ分を副原料や副資材、さらには電力費等の上昇分も含めて製品価格に転嫁することにしたもの。今年に入ってからは2度目の値上げとなる。