2005年09月16日
住友化学、AOCホールディングスと提携強化
アラ石・富士石の持株会社 株式追加取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学、アラビア石油

 住友化学は16日、アラビア石油と富士石油の持株会社である、AOCホールディングス社(AOCHD)と業務提携を強化することで合意し、AOCHDが処分する自己株式を取得することにしたと発表した。
 
 AOCHD(本社:東京都品川区、坂本吉弘社長)は現在、資本金200億円。自己資金調達のため、第三者割当による増資と、自己株式の売却を検討してきた。住友化学はこの売却分のを引き受ける。住化は現在、AOCHDの株式299万株(4.56%)を保有しているが、これを505万株強に増やす。保有比率は6.46%となる。株主順位第5位は変わらない。
 
 富士石油とは、千葉地区でコンビナートを形成しており、原料ナフサやベンゼンの供給を受けるなど相互補完関係にある。
 
 住化はまた、サウジアラビア・ラービグで、サウジ・アラムコ社と石油・石油化学を統合した世界規模のコンプレックス建設計画を進めており、AOCHDグループとの提携強化は、今後同事業を展開していく上で大きなプラスになるとしている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1126851651.pdf