2005年09月22日
協和発酵ケミ、オクチル酸設備 世界規模の年産4万トンへ
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:協和醗酵、協和発酵ケミカル

 協和発酵ケミカル(張將司社長)は22日、合成脂肪酸である2-エチルヘキサン酸(オクチル酸)の需要増大に対処するため、06年4月をめどに四日市工場の現有年産3万トン設備を4万トンに増強すると発表した。

 四日市工場の製造能力を1万トン増強する。この結果、千葉工場で1万2,000トンに増強したイソノナン酸と合わせ、合成脂肪酸では世界規模の生産能力を持つことになる。

 2-エチルヘキサン酸は、新冷媒対応の空調機器向け冷凍機油の原料をはじめ、特殊可塑剤、安定剤、樹脂原料などとして幅広く使用されている。今後は特にアジアを中心とした需要の伸びが期待されている。

【協和発酵ケミカルの概要】  
◇本 社  : 東京都中央区日本橋室町3-2-15 日本橋室町センタービル
◇資本金 : 53億円 (協和発酵工業 100%)
◇代表者 : 代表取締役社長 張 將司
◇売上高 : 780億円 (2005年3月期)
 
(注)同社は、2004年4月に協和発酵工業の化学品事業部門を会社分割し、化学品製造子会社である協和油化が継承して社名変更した。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1127372746.doc