2005年09月26日
CPCの第5エチレン装置、月末から運休の見通し
極東のエチレン需給が一段と逼迫へ
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社数社が入手した情報によると、台湾・CPC(中国石油)は年産50万トン能力の第5エチレンプラントを9月30日からしばらく臨時運休することとした模様である。運休期間は3週間ていどになると見られている。これによって極東におけるオレフィンの需給バランスは一段と逼迫することになりそうだ。
 
 CPCの第5エチレンプラントは、かねてからコンプレッサーの不調によって極端な低率操業を続けてきていた。しかし、同社が保有している合計3基のエチレンプラントのうち、火災事故を起こして周辺住民の反発を招き長期運休を余儀なくされていた年産23万トン能力の第1号機が14日に稼動を再開できたため、替わって第5号機の稼動を全面的に停止して抜本的な措置を講じることにした。
 これによってCPCの当面のオレフィン供給力は、総設備能力(年産111万5,000トン)の最大55%にとどまることになる。
 
 このほかアジア地域では、韓国・ロッテ石化の年産65万トン能力の第2号機、同・YNCCの同38万トン能力の第3号機、同・KPICの同40万トン能力装置、タイ・ROCの同80万トン装置、マレーシア・タイタンの同25万トン能力の第1号機--の計5基がいずれも定修のため10月から11月にかけて運休する予定。
 このため、10月以降しばらくのアジア地域全体における石油化学製品の需給バランスは一段と逼迫することになりそうだ。