2005年10月13日
「住まいと環境・エネルギーセミナー」、満席の盛況
一般市民を中心に400人が熱心に聴講
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:なし

 (財)地球・人間環境フォーラムと塩ビ工業・環境協会(VEC)は12日夕、東京・港区の浜離宮朝日小ホールで「第3回 住まいと環境・エネルギーセミナー」ーライフスタイルの転換で、快適なエコ生活をーを開催した。環境省が後援した。
 
 主催者代表の中原茂明・同協会会長(トクヤマ社長)による開会の挨拶で開幕、主賓の小池百合子・環境大臣のスピーチと北野大・淑徳大学教授の基調講演に続き、同教授と小林光・環境省地球環境局長、坂本雄三・東京大学教授、大滝典子・くらしのアドバイザーの計4氏によるパネルディスカッションに移り、活発な討論を経て9時前に閉幕した。
 
 会場には一般市民およそ300人と住宅関連業界の関係者等の計約400人が集まり、用意された席全てが埋め尽くされた。特に、パネルディスカッションでは樹脂サッシと複層ガラスの組み合わせによる窓が住宅の高断熱化・高気密化を通して人の健康と快適な暮らしに大きく寄与するとの点が詳しく紹介され、会場ではが熱心にメモをとる姿が見られた。また閉幕後に、樹脂サッシや樹脂サイディングの簡易サンプル展示コーナにも足を運んで関係者に活発に質問する市民も多く、これまで以上に活況のセミナーとなった。
 
 冒頭、中原会長は「地球温暖化の防止には国民一人ひとりの真剣な取組みが何より重要であり、住環境についても、どのような改善策が必要かを皆で考えていくことが大切。本日のセミナーで多くの方々にヒントをつかんでいただければ幸いです」と挨拶した。

 また小池大臣は「二酸化炭素の増加を防ぐには人為排出量の削減が不可欠であり、樹脂サッシと複層ガラスによる窓の普及で住宅の断熱化を図ることも重要テーマの一つ」と指摘した。「環境省としてもその実現のために必要な施策を積極的に展開していきたい」と強調し、盛んな拍手を浴びた。
 
 一方、パネルディスカッションでは「環境面から見ても人の暮らしの向上の面から判断しても、住宅の高断熱・高気密化は極めて重要な課題だが、樹脂サッシと二重ガラスによる窓が普及していけばそうした課題のかなりの部分は確実にクリアできる」(大滝典子氏)といった指摘や、「日本では住宅でもビルでも窓の断熱性が低いため多くの暖気と冷気が窓からどんどん逃げていっており、この点が樹脂サッシと複層ガラスによる窓がスタンダードとなっている海外各国と大きく異なるところだ。日本でもこれからは政府の思い切った普及誘導政策がぜひ必要」(坂本雄三氏)といった主張が相次ぎ、また、「自宅を断熱住宅に作り変えたところ家族全員が極めて快適に暮らせるようになった」(小林光氏)、「窓を樹脂サッシに換えた結果、過ごしやすくなったことをはっきり実感している」(北野大氏)等々の体験談も披露されて大いに盛りがるうちに時間切れで閉会となった。


小池環境大臣

パネルディスカッション