2005年11月07日
デュポンが遮熱建材を日本でも発売
赤外線を70〜85%反射する透湿・防水・遮熱シート
【カテゴリー】:新製品/新技術(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:デュポン

 デュポンは7日、米・デュポンが開発した新タイプの遮熱建材「デュポンタイベック シルバー」の販売を日本でも11月から開始したと発表した。
 
 「デュポンタイベック シルバー」は、HDPE(高密度ポリエチレン)製不織布の表面をアルミ加工したデュポン特有の住宅用遮熱シート。赤外線の70〜85%を反射して住宅に侵入する太陽熱の多くを遮断する点が最大の特徴。外壁の内側や屋根裏に貼り付けて使用することになるが、その場合も輻射熱を十分反射するので高い断熱効果を発揮するという。
 過去20年で日本国内だけでも合計300万軒以上の住宅に採用されてきている人気商品「デュポンタイベック ハウスラップ」の持つ優れた透湿性と防水性や強度に加えて遮熱性も付与したもの。(1)壁への施工にとどまらず、屋根裏にも施工することによって一段と優れた遮熱効果を上げられる(2)躯体の高温・多湿状態を軽減し、腐朽菌の活動を抑えて住まいの耐久性を引き上げることができる(3)一枚のシートに必要な機能を集約することで追加の施工手間を省略できる(4)冬は室内の熱を室内に反射して保温に大きな効果を上げられる--等が大きなメリットと同社では説明している。
 
 欧州では昨年春に、また米国では今年春にそれぞれ発売、順調な伸びを遂げているという。わが国では、デュポンと旭化成との折半出資会社の「旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ」が輸入販売していく。設計価格は1平方メートル当たり1,000円。5年以内に木造住宅の30%に同シートが採用されるように持っていくと同社では述べている。実際の住居を使っての実験では、夏場の室内温度を通常の状態の35℃から23℃に低下させることができたという。最近は地球環境保全の観点から住宅の省エネ化・断熱化のニーズが急速に高まっているので、わが国でも急速に普及していくと同社では期待している。