2005年11月11日
ルーサイト、上海のMMAモノマー 商業生産開始
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)
 ルーサイトはこのほど、上海のケミカルパークでMMAモノマー年産10万トンの商業生産開始の式典を行った。

 110百万ドルを投じたもので、5月から試運転を開始し、順次稼働率を上げてきた。原料の青酸は隣接するSECCOのエチレンコンプレックスの26万トンのニトリル工場から供給を受ける。

 同社では現在の能力は10万トンだが、需要が増えれば15万トンまで拡大する余地があるとしている。

 ルーサイトは1999年にイネオスがCharterhouse Development Capitalと組んでICIのMMA事業を買収したもので、当初名はイネオス アクリリックス、2002年に現社名に変更した。

 中国では三菱レイヨンの100%子会社の恵州恵菱化成(Huizhou MMA)が広東省恵州市のダヤ湾で9万トンのMMAモノマー工場を建設している。投資額は約1億ドルで2006年4月のスタートを目指す。
(参考 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=14525)
 
 同社(C4直酸法)はラフィネート-1を中海シェル石油化学から供給を受け、原料のイソブチレンを抽出した後、残りのラフィネート-2を中海シェルに返却する。

 現在の中国のMMA需要は20万トンで、年に10%程度伸びており、2008年の需要予想は26-27万トン。

 なお、中国で競合する両社は本年6月、投資を分担して北米とアセアンで26万トン規模のMMAモノマープラントを建設することで合意した。
 
 北米では三菱レイヨンがC4法で14万トン、ルーサイトがシンガポールでアルファ法(C2)で12万トンを建設し、相互に供給する。アジアの需要は今後さらに増大するとみて能力増強を行うもの。
(参考 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=16501)