2005年11月11日
DICが中間期決算の説明会を開催
小江社長、新事業の国際展開に意欲示す
【カテゴリー】:経営(人事/決算)
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業

 大日本インキ化学工業(DIC)は11日、マスコミならびに証券アナリスト等を対象に、10日発表した平成18年度中間期の決算内容の説明会を開催した。

 小江紘司社長は、中間期の業績を振り返って「営業利益は販売価格の是正と各種合理化努力の展開によって3.7%増やすことができた。しかし中間純利益は、ライヒホールド売却に伴う損失が542億円にのぼったのが大きく響いて36億円の赤字となったが、ライヒホールドを売却したからといって欧米市場から手を引く考えはなく、今後も高付加価値製品で欧米の市場ニーズに的確に対応していきたい」と述べた。

 今後の経営方針については、「来年以降はいよいよ成長軌道に乗せる時期だ。合計17の事業部門で蓄積してきた当社特有の技術の複合化によって新たなビジネスをグローバリーに展開していきたい」と、事業の充実・強化に徹する考えを強調した。