2005年11月25日
フラットヤーンの出荷、9月は前年比微減
PP製品は順調な伸び、HDPE製品が不調
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:その他

 日本フラットヤーン工業組合が集計したところによると、フラットヤーン製品の9月の出荷数量は組合員の合計が3,317トン、アウトサイダーの推定分を含めた総合計が3,967トンとなった。
 
 これを前年同月の実績に対比すると、インサイダー分は2%減だが、アウトサイダー分を含めると7%減ということになる。
 前年同月を下回ったのは、HDPE製品の需要が大幅に縮小したため。前年同月に台風対策用に大きく伸びたクロスシート向けが今年は例年の規模に戻ったのが響いている。HDPE製品の9月の出荷量は、インサイダー分が1,952トンで前年同月の8%減、アウトサイダーとの合計が2,302トンで同11%減となっている。
 一方のPP製品では、アウトサイダー分の縮小をインサイダー分が大きく伸びてカバーした点が注目される。インサイダー分は1,365トンで同8%増、アウトサイダーを含めた合計は1,665トンで前年同月の横並びとなっている。