| 2005年11月28日 |
| 吉林化学 エチレン増設が完成、石化事故の影響広がる |
| 【カテゴリー】:海外(環境/安全) 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 中国石油天然气集団公司(ペトロチャイナ:CNPC)の子会社・吉林化学が吉林省吉林市で行っていたエチレン増設が完成、生産を始めた。 同社は15万トンと38万トンの2基、計53万トンのエチレンをもっていたが、後者を22万トン増設して60万トンとしたもの。合計能力は75万トンとなった。 これに加えて誘導品も増設した。主なものは: HDPE 30万トン ブタジェン 14万トン BTX 30万トン 同社では2004年に公称能力53万トンに対して58万トンの生産を行っている。 11月13日の同社の子会社・吉林石油化学の事故により、現在、事故現場に近い第一エチレンが停止しているほか、第二エチレンも誘導品の一部が止まっているため、60ー70%の操業となっている。 (既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=17547) この事故の影響は大きく、ベンゼンが流出して松花江の水質が汚染され、下流の黒竜江省ハルビン市が22日から4日間の断水を行った。更に、下流のアムール川も汚染される可能性があり、ハバロフスク市では買いだめの影響で飲料水が商店からなくなる状況となっており、中ロ両国は連絡を密にしている。CNPCでは責任を認め、謝罪している。 なお、今後中国国務院常務会議は23日、「科学的発展観の実行と環境保護強化に関する国務院の決定」を可決した。会議では▽2010年までに重点地域と都市部の環境レベルを改善し、生態環境の悪化をほぼ抑制する▽2020年までに、環境レベルや生態環境の状況を大きく改善する——の2つが提案された。 (注)中国のエチレンセンターについては トップページの 「日本の化学会社の中国進出一覧」の中の「中国」のコーナーのうち、「参考エチレンセンター」をクリックすると、地図と一覧表が出てきます。 |