2005年12月01日

PPフィルムの出荷、10月も順調な伸び

主力のOPの食品包装用が前年の6.5%増

【カテゴリー】：実績/統計（原料/樹脂/化成品） 【関連企業・団体】：日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が30日に集計したところによると、同フィルムの出荷は10月も順調な伸びを遂げた。 　OPP（延伸PPフィルム）は2万5,623トンで前年同月の5.9%増、またCPP（無延伸PPフィルム）は1万4,187トンで同3.0%増となった。合計は3万9,810トンで同4.9%増ということになる。 OPPは2ヶ月連続、CPPは3ヶ月連続、合計も3ヶ月連続の前年同月超えである。 　この中では、OPPの最大消費品種である食品包装用が6.5%増と最近ではめずらしい高率成長を遂げている点が注目される。同フィルム各社が打ち出した第3次価格修正に対応して、コンバーターの多くが前取り発注に踏み切ったことも少なからず作用しているのではないかと見られている。 　 　こうした結果、1月から10月までの総出荷数量はOPPが21万4,211トン、CPPが12万4,480トン、合計が33万8,691トンとなった。前年同期に対比すると、OPPは1.0%減、CPPは0.1%増、合計は0.6%減となる。 　需要分野別の出荷実績は別掲。