2005年12月06日
クラレ、水滴を両サイドに逃がす業務用抗菌エプロン開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレ、クラレプラスチックス

 クラレ子会社のクラレプラスチックス(本社:大阪市、岸勝彦社長)は6日、エプロンの裾を外に折り返し水滴を効率よく両サイドに逃がす、水回り業務用のエプロン「ガードロン」を開発したと発表した。今月15日から全国発売する。

 これまで「水回り仕事」といえば、ゴムや合成樹脂製の胸付きエプロンにゴム長靴というのが定番スタイルだったが、若い従業員に長ぐつは敬遠されがち。スニーカーが増えている。

 そこで、足下のスニーカーが濡れないようエプロンを工夫した。エプロンの裾を約5センチ外側に折り返し、4カ所をホックで留めた。折り返しの部分は正面部分を高くし、両サイドにかけて勾配をつけたため、上から伝わってきた水滴は折り目を伝って両サイドに逃げていく。

 エプロン素材は、ポリエステル織物を塩化ビニルでサンドイッチした複合シート(通称ターポリン: テントやシートなどに使用)製で、抗菌加工を施した。
 
 エプロンの種類は、胸付きタイプとフィットタイプの2種。カラーは白、グリーンなど5色。サイズはS/M/Lの3サイズ。価格は胸付きタイプ1,900円〜2,100円、フィットタイプで2,900円〜3,100円(消費税込み)。初年度1億円、3年後3億円の売上を目指す。

【クラレプラスチックスの概要】
◇本社:大阪市北区梅田1-12-39(新阪急ビル9F)
◇社長:岸勝彦
◇資本金:1億8千万円
◇従業員数:200名
◇業務内容:ゴム・プラスチックのホースおよび各種成形品、導水管、ラミネート製品、
機能性コーティング製品、コンパウンドおよび成形品の製造・加工・販売

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1133839873.pdf