2005年12月13日
新日石化、パラキシレン12月価格 160ドル安の900ドルで決着
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:新日本石油化学

 新日本石油化学は13日、パラキシレンの12月価格は、大手需要家との間で前月比160ドル安のトン当たり900ドルで決着したと発表した。
 
 原油・ナフサ市況の軟化に伴って、パラキシレンのスポット相場がトン当たり850ドル(CFR台湾)を割り込むレベルまで下落していること、下流のPTA・ポリエステルマーケットも、原料の値上がりによるコスト上昇分が十分に製品価格に転嫁できていないこと、などが背景となった。
 
 しかし年明け以降は、アメリカ品の流入が低下し、中国の旧正月入りを前にした需要回復が見込まれること、中国には新規PTAプラントの立ち上げもあること、などからおおむねタイトに推移し、価格も12月を底値として上昇基調に転ずると見込まれるとしている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1134445362.doc