2001年09月11日
化学成分を一瞬に表示、STジャパン
STジャパンが近赤外イメージングシステム
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 エス・ティ・ジャパン(STジャパン、東京都中央区、03-3666-2561)は、このほど幕張メッセで日本分析機器工業会が開催した「2001分析展」に、近赤外線を利用して、医薬錠剤、半導体、プラスチックなどの化学的内部組成を直接的に瞬時に視覚化する近赤外イメージングシステム「マトリクスNIR」(商品名)を出品、多くの反響を呼んだが、これを機に同システムの本格的な販売にのりだした。

 同システムはNIR(近赤外)用フォーカル・プレーンアレー検出器と超スペクトル画像立方体を発生させるチューナブル液晶フィルターを採用している。このデータは画像処理とスペクトル情報に多変量分析手段を組み合わせ、強力なソフトウェアパッケージを用いて処理し、表示される。
 その結果として各々別個の化学成分の空間的分布が高いコントラスト画像で示される。

 これによって、複雑な化学構造の特性決定や製造プロセスでの欠陥の同定ができ、より早いテストによる所要時間の短縮、溶解データへの補足が実現するとしている。また、処方デザインの立証、製造上の欠陥の処理、調合と顆粒化の製造過程のチェック、薬効アップへの逆処方などに応用される見込み。

 STジャパンでは同システムを米スペクトラル・リメンジョン社から輸入販売するが、価格は1システム2,800万~3,000万円。年間10システムていどを目ざしている。
 なお、スペクトラル・リメンジョン社は米政府系機関のナショナル・インスティチュート・オブ・ヘルスの出身者で設立された会社。