2005年12月16日
中国・寧夏が5ヵ年計画を示し協力要請 DME120万トン
エネルギー、石炭化学、新材料基地など
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 中国寧夏回族自治区の訪日代表団が来日、同区招商局の王静局長、区都銀川市の王久彬副市長らが投資環境、観光紹介などについて14日、次のように語った。

 同区(1958年に設置)は面積6・64万平方キロ、人口587万人で、このうち3分の1強が回族。2004年のGDPは3億元(対前年比11%増)。石炭、金属マグネシュウム、フェロシリコン、タンタルなどの天然資源が豊富、農業も127万ヘクタールの農地があり、利用可能な草地は267万ヘクタールに及ぶ。

 寧夏は国の第11次5ヵ年計画(規画、06〜10年)で投資総額2,760億元(178件)を計上、このうち工業プロジェクトは1,609億元(73件)、交通プロジェクトは462億元(29件)など。国の西部大開発計画の一環である。

 重点は石炭火力発電、石炭化学、アルミニュムとマグネシュウムの精錬・加工、炭化珪素、石炭液化、ジメチルエーテル・メタノール、化学肥料、ゴム製品、PVC、機械、バイオ製薬、農産品加工などにおいている。

 具体的には寧東エネルギー化学工業基地(645平方キロ、投資総額2,000億元)。9発電所からなる1,000万キロワットの火力発電所。年産800万トンの石炭液化設備、120万トンのジメチルエーテル(DME)、400万トンのメタノール。石炭の大型基地(2010年までに8,000万トン、2020年までに1億3,000万トン)。

 また、アルミニュム、マグネシュウム、タンタル、ニオブなどの新素材産業基地を建設。自動化の工作機械、計器、クレーン、鉄道用ベアリングなどの機械製造業を振興、中小企業の育成に力を入れる計画。蘭州、武漢、青島に繋がる高速道路があり、銀川〜太原(山西省)間の鉄道を建設中。

 寧夏と日本の貿易額は04年で1億6,271万ドルに達し、寧夏最大の貿易相手国である。日本からの輸入は電力部品、機械部品、医療計器など。1980年代に日本は寧夏に18件、34億元の無償資金協力を行っている。

 これまでに松下電器産業、豊田通商、山崎マザックなど約40社が進出した。活動は化学、冶金、機械、軽工業、紡績などの分野で累積投資額4,305万ドルに及んでいる。寧夏は島根県と友好関係を結んで13年になる。

 回族はシルクロードの商人で、優しく、平和的、友好的とされる。銀川市は西夏王国の都、イスラム民族と回族の交流で「ハラール」食品が生まれた。ラムと牛乳、ジュースの加工品である。またクコの特産地でもある。(問い合わせは国際貿易促進協会TEL03-5306-8281)