2005年12月19日
汎用樹脂の出荷の1〜11月計、4樹脂中3樹脂が前年割れ
PPは国内向けも輸出も前年の実績と当初の予想を上回る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とPS)それぞれの出荷の今年1〜11月の累計は、PPだけが前年同期を上回り他の3樹脂は全て前年同期割れとなった。PPは2.5%増だが、LDPEは2.8%減、HDPEは7.3%減、PSは6.3%減となっている。
 
 PPは、国内向けも輸出もともに前年同期の実績と昨年末に経済産業省製造産業局がまとめた見通しの両方を上回っている。うち国内向けでは、最大の消費分野の射出成形用が日用雑貨向けの大幅減(6.7%減)の影響で前年割れ(2.1%減)となったのをフィルム用(3.1%増)とその他用がカバー(40.2%増)している点が注目される。
 
 他の3樹脂は国内向けも輸出も前年を下回っている。国内向けは、いずれの樹脂も最大消費分野の包装関連分野向けが前年割れとなっており、中でもフィルム用がLDPEもHDPEもともにPPとは逆のマイナス成長となっている点が目を引く。
 これら3樹脂の場合は、昨年末に経済産業省製造産業局がまとめた需要見通しでも今年の年間出荷数量が前年を若干下回るとされていた。このままいくとその予想をさらに下回ることになる。
 一方の輸出比率は、ポリオレフィン3樹脂がともにかろうじて10%台を維持しているのに対してPSが3.4%まで縮小している点が目立つ。
 
 汎用4樹脂の出荷の1〜11月の累計は別表の通り。

【関連ファイル】
汎用4樹脂の出荷の1〜11月計
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1134957163.xls