2001年09月10日
松下電器、東レと共同でプラズマディスプレイ生産開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ、松下電器産業

 松下電器産業が東レと共同出資して設立した、プラズマディスプレイ(PDP)製造会社、松下プラズマディスプレイ社はこのほど茨木、高槻の両工場に月産1万台の製造設備が完成し、本格生産に入った。
 同社は資本金12億円(出資比率は松下75%、東レ25%)、茨木工場では松下技術によるPDP全面板、高槻工場では東レ技術による背面板を製造、デバイスからセットまでの一貫生産を行っている。
 プラズマディスプレイは、デジタルネットワーク時代が進む中、将来最も有望な映像表示製造として注目されており、2005年には全世界の市場が400万台以上に達すると見込まれている。
 松下電器産業では「松下のエレクトロニクス技術と東レの材料技術が結びついたことにより、一層の技術開発力、コスト競争力がついた」といっており、今後2年以内に月産3万台能力に増強する計画だという。