2005年12月27日
PPフィルム業界が18年の需要見通しを作成
OPPは1.0%増、CPPは1.5%増と予想
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)工業会と無延伸フィルム(CPP)工業会はともに27日、それぞれのフィルムの平成18年の需要見通しをまとめた。
 
 それによると、両品種の需要量はOPPが26万2,409トン、CPPが15万3,929トンと想定されている。今年の実績見込みに対比すると、OPPは1.0%増、CPPは1.5%増ということになる。
 うち国内向けの需要量は、OPPが今年の実績見込み比1.1%増の25万6,977トン、CPPが同1.5%増の15万1,340トンとなっている。輸出はOPPが同2.9%減の5,432トン、CPPが前年実績見込み並みの2,589トンと予想されている。
 
 いずれも、これまでの成長を支えてきた食品包装用の拡大は期待できないとの見方が取られている。反面、OPPでは防曇フィルムやHSタイプの複合フィルム、CPPでは共押出しの特徴を活かした工業用フィルムに活路が見い出せるとの見方が示されている。