2006年01月06日
中国の11月の塩ビ輸出、3.9万トンに急増
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 中国の塩ビ樹脂輸出が急増し、業界の関心を呼んでいるが、同国の海関(貿易)統計によると、05年11月の輸出量はさらに増えて39,401トンとなった。10月の17,152トンから一挙に2.3倍増加したことになる。1ー11月累計は92,037トンで前年同期の16,147トンに対して4.7倍という増加ぶりだ。
 
 塩ビ業界によると、中国では原油価格の高騰を契機に旧カーバイド法設備が“復活”しており、それまで休止していた小規模設備が運転を再開しただけでなく、新たに業界に参入しようと設備を新設する動きが高まっている。
 
 設備を新設する場合は、カーバイド法は年産10万トン、エチレン法の場合は20万トン以上という「投資基準」が設定されているため、新設のカーバイド法設備はいずれも10万トン以上の規模となっている。
 
 このため需給バランスに大きな影響が生じ、市場ではカーバイド法による新・旧両者とエチレン法メーカーの間で“三つ巴”の販売競争が展開されているという。同国で塩ビ輸出が急増しているのは、こうした事情によると見られている。

【中国の塩ビ輸出先・上位10カ国(05年11月)】単位:トン(未満切捨て)
◇輸出量の合計=39,401
(1)アメリカ :6,450
(2)インド  :5,882
(3)トルコ  :5,521
(4)エジプト :4,842
(5)UAE    :2,998
(6)ドミニカ :2,590
(7)香港   :2,393
(8)韓国   :1,775
(9)ナイジェリア:956
(10)シリア  :663