2006年01月10日
中国の汎用樹脂の輸入、11月も過半が前年割れ
累計は逆に半数以上が前年を上回る
【カテゴリー】:実績/統計(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 中国の11月の輸入通関統計によると、同国が11月中に輸入した汎用樹脂のうちの多くが引き続き前年同月の実績を下回っていることが明らかとなった。
 
 L-LDPEとPCコポリマー(PP-C)は依然として前年同月を上回っているが、LDPE、PPホモポリマー(PP-H)、PS、PVCの4品目は前年同月割れが続いており、またHDPEも前年同月割れに転じている。11月時点ではまだまだ中国の需要家の多くが買い控えを続けている様子が浮き彫りとなっている。しかも、前年を下回った品目はLDPEの42.3%減を筆頭にいずれも縮小率が大きい点が注目される。逆に前年を上回った2品目の伸び率は、PP-Cが60.1%、L-LDPEが13.7%といずれも高い。
 
 日本からの輸入品も、L-LDPEとPVCの2品目が前年を上回っただけで他の5品目は前年を割り込んでいる。7品目全てが前年超えとなった10月とは様相を大きく異にしている。
 
 一方、1月から11月までの全体の累計は、L-LDPE、HDPE、PP-H、PP-Cの4品目が前年同期を上回り、LDPE、PS、PVCの3品目が前年同期を割り込んでいる。04年の年計と同じパターンとなっている点が注目される。昨年は春先に大型石油化学プラントが相次いで中国で稼動したが、汎用樹脂の輸入に関してはその影響はほとんで出ていないということになる。
 うち日本品は、L-LDPE、PP-H、PP-Cの3品目が前年を上回っているが、他の4品目は前年割れとなっており、04年計とは逆に前年割れが過半を占めるかたちとなっている。
 中国の汎用樹脂の11月の輸入通関数量と1月からの累積は別表の通り。

【関連ファイル】
中国の汎用樹脂の11月の輸入実績
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1136852020.xls