| 2006年01月18日 |
| 広東省の深せん市が一層の経済発展に取り組む |
| 南部にハイテク、西部・北部に重工業 東部に化学産業区も |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
貿易額、市民一人当たりGDP、コンテナ扱い量で中国トップの実力を持つ広東省の深せん市が、経済特区のハイテクを中心とする保税区と港湾施設の拡大、東部の化学産業の育成などに取り組んでいる。これまでの米、独との連携を日本にもシフトする考えだ。 同市がわが国に積極的に協力を呼びかけたのは「深せん市駐日経済貿易代表事務所」(東京・浜松町、TEL03-5733-2244)を設置した昨年からで、ジェトロ、日中経済協会、日本商工会議所の情報提供を受けた。 既存の光電、家電、機電、電子部品、バイオ、新素材、縫製、貴金属化工、自転車などに加えて、今後は自動車部品、化学品、観光などの産業誘致に力を入れる方針。物流、金融、サービスなども対称にしている。 市は香港北部に隣接(16キロ)した都市で、1980年に設立された経済特別区(人口557万人、うち戸籍人口150万人)。珠江デルタの最東部に位置している。創造革新をモットーにわずか25年で上海、北京、広州に次ぐ今日の生産規模を達成した。とくにこの10〜15年で民営企業が早いスピードで伸びた。 04年の貿易額は1,360億ドル(うち輸出額778億ドル)、市民一人当たりのGDPは約7,000ドル、コンテナ扱い量(塩田区)は1,360万個(対前年比25%増、世界第四位)と国内トップ。世界上位500社中の120社が同市に進出、ウォルマート、ソニー、IBMなどが調達センター、デュポン、ウォルマートなど15社が地域本部を置いている。 同市には3,000社を超えるコンピュータ部品工場がある。年間三千万セットを超える組み立て能力があり全国1位。デジタルコピー機の生産は全国の80%を占めている。成形機はアジア、デジタルマルチメーターは世界のトップ。 同市の産業区は特別区内の福田、羅湖、南山の南部3区と西部の宝安区、北部の龍崗区に分けられるが、南部はソフト、商務貿易、金融、物流、ハイテク研究開発、展示場などが集中、西、北区は資源、観光地の利用、ソフトの移転用地などになっている。 また、ここにきて、東部に隣接する恵州市に建設された「大亜湾石油化学区」(エチレン年産80万トン規模)の石化センター(12キロ)に連動して、深せん化工産業園区(12平方キロ)の建設が進められており、市の重点開発項目に入っている。 福田、沙頭角と塩田港保税区を所管する深せん市保税区は、世界第四位のコンテナヤードを持ち、港湾の強化や近代的な物流の構築に重点を置いている。物流団地の建設も盛んだ。 経済開発区の計画はハイテク技術産業パークなど9地域。ほかにバーチャルリアリティを使った大学城地域(2平方キロ)もある。ここには清華大、北京大、ハルピン理工大や海外の大学や国家クラス研究実験所が参加している。 9地域のうち、ハイテク技術産業パークは実用面積.3.3平方キロ。電子情報、バイオ、新材料、光学・電気・機械の複合製品。留仙洞地域は同2平方キロで集積回路、通信設備など。光明南地域は6平方キロ、電子情報、デジタル・デスプレイ、光学・電気・機械の複合製品。宝龍碧嶺地域は11.2キロ、デジタル・デスプレイ、新素材、新エネルギー。 生態農業開発地域は海域を含め18・67平方キロ、無公害野菜、果物、海洋生物。深せん市大工業区・輸出加工区。174.4平方キロ、開発済み面積38平方キロ、金融、不動産、貿易、サービスなどの産業。電子情報、精密機械、バイオ、デジタル・デスプレイ、新素材。倉庫、港前加工工業、先進的製造業など。 |