2006年02月02日
フタムラ化学、ポリオレフィンフィルム販売価格を3月から値上げ
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:フタムラ化学

 ポリオレフィンフィルム大手メーカーの一つであるフタムラ化学は、各種ポリオレフィンフィルムの販売価格を3月1日出荷分から引き上げることにして、このほど需要家各社に説明するとともに受け入れを要請した。

 値上げの対象はPP延伸フィルム(OPP)、同無延伸フィルム(CPP)、L-LDPEフィルムの全品種。上げ幅はいずれも1連(厚さ20ミクロンの500平方メートル)当たり300円。率にして10%強になる。

 今回の値上げは、昨年10月から実施された原料レジンの第6次値上げ(キログラム当たり20円)と最近の副資材や燃料等の高騰によって生じたコストアップ分を製品価格に転嫁するためのもの。採算を維持して製品の安定供給を続けていくには同300円の値上げが必要と説明している。

 これらのフィルムについては東セロが2月21日出荷分からの値上げを表明、またOPPとCPPに関しては東洋紡もすでに同様の幅の修正を打ち出している。